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事業内容:高圧ガス容器事業

高圧ガス容器事業

燃料電池用高圧水素容器の開発及びバイオガス輸送用複合容器における先駆的役割

JFEコンテイナー株式会社の高圧ガス容器事業部(High Pressure Gas Cylinder Division。以降、HPC事業部)の活動は、営業部、技術・開発部、企画室、ガス容器工場の4機能の有機的な連携によって行われております。
具体的には、次の三つの事業分野の活動を通じて、企業や社会が求める創造的な付加価値を生み出しています。

第一は、天然ガス自動車燃料装置用各種容器の販売及び在宅酸素医療用一般複合容器の製造・販売及び、新規用途拡大の活動です。
営業部では、自動車会社の設計部門・購買部門との連携により、車両基本設計の段階から参画して、容器の高圧ガス保安協会(KHK)認証取得までを行います。更に、需要家への提案活動により、当社開発の各種一般複合容器の新規用途を開拓しております。
ガス容器工場では、各種一般複合容器の製造及び、容器とバルブ等の付属品の検査、組付け、各種付帯作業、気密試験による納入製品の品質保証を行っております。 ISO9001、ISO14001を取得し、納入先企業殿による継続的な品質監査を経て、工場の品質管理水準の維持・向上に努めております。

高圧ガス容器事業

第二は、技術・開発部の自社容器開発及び受託開発活動です。
燃料電池用高圧水素貯蔵複合容器の開発を手がけており、2006年3月には、35MPa小型容器のKHK認証を取得しました。
NEDOからの受託研究では、燃料電池自動車燃料装置用70MPa容器の開発に着手しております。更に、2006年1月には、当社と提携関係にあるDynetek社に開発を委託して、高圧水素運送用大型容器(35MPa、205リットル)のKHK認証を日本で最初に取得しました。
国内の企業、各種研究機関からの要請に応じて、高圧水素関連の実証試験・評価試験をカナダPowertech社との連携で実施しております。これらの活動は、燃料電池自動車に関連する製品開発、各種の技術基準策定の貴重なデータとして利用されております。

第三は、バイオガス輸送用複合容器の販売です。
営業部、企画室では、下水処理汚泥、家畜ふん尿、家庭ごみ、食品残渣などのバイオ発酵により得られるバイオガスの有効利用方法として、バイオガスを精製して得られるメタンを高圧複合容器に充填して 近隣の消費地に輸送して有効利用する方法を提案しています。
2009年度には、九州経済産業局からの委託研究として、山鹿都市ガスと連携して、一般家庭へのメタンガス供給を前提として実証試験を実施し、高い評価を得ております。具体的には、山鹿市バイオマスセンターから供給されるバイオガスを精製して、複合容器による高圧輸送実証試験を実施しました。

以上のような活動を通じて、HPC事業部は燃料電池用高圧水素容器の開発及びバイオガス輸送用複合容器における先駆的役割を果たして、積極的に社会に貢献してまいります。

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